自分の人生設計を考える上で進路は非常に重要な項目です。
多くの人が大学までは卒業する時代になってきていますが、その先の大学院はまだまだ進学率が低いです。
世間的には大学院は贅沢であり、おまけといった印象も強いかも知れません。
早く世に出て働いたほうがいいという意見もあるかあもしれません。
しかし大学院には大学院の良いところがあります。
人生をコスパという観点で考えると、修士が最強です。
この記事では博士、修士、学士を比較しながらそれぞれのメリット・デメリットを解説します。
- 進路を決めかねている人
- 修士や博士に興味がある人
- 大学院に進学するか迷っている人

給与
学歴によって給与は変わってきます。
博士課程の年収データが少ないため、少し古くはなってしまいますが2019年の年収データが有ります。

内閣府エビデンスシステム
左のグラフは横軸が卒業学部との関連度、縦軸が就職先への満足度を表しています。
右のグラフは横軸が就職先への満足度、縦軸が平均年収を表しています。
単純に右上にあればあるほどいいです。
そして青が学部卒、黄が修士卒、赤が博士卒を表しています。
完全な相関があるわけではありませんが、概ね学部卒から博士卒にかけて年収が上がっていることが分かります。
一方で満足度に関しては大きな差はないので、年収が気にならない方は学部卒で十分でしょう。
就活
学部の就活は、積極的に企業に自らを売り込む必要があります。
学部卒は分母が多いかつ大学院生ほど専門性がないため、どうしても自らの力で他者との差別化を図る必要があります。
一言で言えば、学部卒は就活が辛いです。
一方で大学院卒は一定の専門性があると見なされるため、むしろ企業側から推薦という形でオファーがかかることがあります。
学部卒では就職しにくい研究開発職や技術職になりやすいです。
人生の選択肢が増えます。

博士課程は大学教授の道もあります(茨の道だとは思いますが)。
また自動的に研究をがんばったという実績が残るため、ガクチカに困ることがなくなります。
面倒な就活の手間を勝手に1つ省くことができます。
精神的な辛さ
博士課程は段違いに苦しいです。
ありとあらゆるプレッシャーに耐えながら日々研究活動に邁進している方がほとんどでしょう。
メンタルが弱い方に博士課程は不可能だと断言できます。
修士は、博士課程に比べると三段階以上精神的に楽だと思います。
もちろんしんどいこともたくさんありましたが、まだ耐えられます。

しんどさの割に社会に出たときの待遇が良いと感じています。
学部卒で終わらずに、少し我慢して修士課程に就職するだけで将来年収や就活で楽になることを考えると是非院進して欲しいと思います。
学費
学部卒最大のメリットは学費が一番安いことです。
奨学金という手もありますが、多くの場合は借金と同義です。

大学院では年間50~80万円程度の学費がかかります。
修士では2年間、博士まで行くとさらに3年間学費を払わなければなりません。
奨学金を借りてまで院進するメリットを感じないのであれば、学部卒で終わっておいた方が良いでしょう。
まとめ
個人的な意見としては、可能であれば修士を卒業することはコスパが最強だと思います。
将来のプランは人それぞれかも知れませんが、是非院進も視野に入れてくださればと思います。

