理系大学生の約4割が学士を取得後、大学院に進学しています。
では大学院とはそもそもどんなところなのでしょうか?
特に文系の方はあまり詳しくご存じではないのかと思います。
この記事では大学院について、実体験をもとに詳しく解説していきます。
大学院について
大学院は、学部生で学んだ知識を活かしてより専門的な研究を行う機関です。
もっと噛み砕いて言えば、めっちゃ研究するところです。
通常、大学院生は研究室に配属され、担当教授に指導のもと研究活動に励みます。
学部生の頃よりも専門性を高めることができ、卒業後は研究職や技術職、大学教授などの職業に就くことが多いです。
逆に言えば、上記の職業を目指す場合は大学院進学が望ましいでしょう。
修士課程と博士課程
大学院には修士課程(博士前期課程)と博士課程(博士後期課程)の二つがあります。
似ているようで結構違うので、両者の違いを理解しておく必要があります。
修士課程(博士前期課程)
修士課程は”Master’s Degree”と呼ばれ、修士課程一年生はM1などと称されたりします。
修士課程の目的として以下の二つがあります。
2.専門分野の研究能力を磨き上げること
専門分野についての単位と修士論文の提出が修士課程修了の条件となっています。
修了すると修士の学位が取得できます。
標準的な修了の期限は2年間です。
浪人留年なしのストレートで修了すると、24歳になっています。
博士課程(博士後期課程)
修士課程は”Doctor’s Degree”と呼ばれ、博士課程一年生はD1などと称されたりします。
博士課程の目的として以下の通りです。
修士課程との一番の違いは、自立の部分でしょう。
博士課程では研究テーマからその研究の進め方まで自分で決めていく必要があり、より高度な能力が求められます。
博士課程を修了するためには、単位取得に加えて博士論文の審査に合格する必要があります。
また博士論文とは別に、査読付き論文の提出が修了要件に入っていることも珍しくありません。
特に研究職や大学教授を目指すのであれば、論文はたくさん出すに越したことは無いでしょう。
修了すると博士の学位が取得できます。
博士課程の標準的な修了期限は3年です。
浪人留年なしのストレートで修了すると、27歳になっています。
修士課程に進学するメリット、デメリット
こちらの記事に、修士課程に進学したときのメリットとデメリットを詳しく記載しています。
https://sakerikei.com/52/
- 修士課程に進学するメリット
・修士号が獲得できる
・就活で有利
・学部生よりも研究ができる
・人脈が広がる
・2年間のモラトリアムがある
・資料作成、プレゼン、ライティングスキルがあがる
- 修士課程に進学するデメリット
・収入が少ない
・間違いなく学部生より忙しい
基本的に修士課程までは進学しておいたほうがメリットが多いのではないのかなと感じています。
博士課程に進学するメリット、デメリット
- 博士課程に進学するメリット
・専門知識が高まり、個人の研究スキルとしては日本最高峰の人材になれる
・研究職や大学教授を目指すことができる
・興味のある分野の研究を長く続けることができる
- 博士課程に進学するデメリット
・修了する頃には27歳以上になっていることが多い(優秀な人は早期卒業もありえるため)
・とにかく研究漬けでしんどい、結果を出さなければならない
・一人の研究者として認知されることが多いため、自分以上の専門知識を持つ先生方に強く迫られることが多い
博士課程は魔境です。
私はその世界に飛び込む勇気がありませんでした。
博士課程は、とにかく研究が好きでその研究で飯を食っていくという意気込みがないと厳しい世界だなと感じます。
修士課程で不安に感じた人は、博士課程に進学することはやめておいた方が無難でしょう。
逆に研究が好きで好きでたまらない方は博士課程はおすすめです。
まとめ
大学院はより研究をしたい人が進学する場所です。
修士課程と博士課程があり、それぞれ2年と3年の期間があります。
社会人としてのスタートは同期の人たちよりも遅れてしまいますが、それでも大学院進学は価値があると思います。
研究が自分にマッチしていると感じた方は、是非大学院進学を考えてみてください。
