進路は十人十色であり、人の数だけ選択肢があります。
数多の選択肢の中で大学院進学選ぶ人は2020年度で男子が14.2%、女子が5.6%となっています。
低い水準であることが分かりますね。

引用:男女共同参画局
大学院進学率が低い理由には、大学院進学の良さが分からないという面が少なからずあるのではないのでしょうか。
とはいえ周囲に話が聞きやすい大学院生がいない方もいるかもしれません。
そこで今回は2022年3月に大学院を卒業したばかりの私が、大学院に通って良かったことを5個紹介していきます。
- 大学院に進学するか迷っている人
- 大学院に行くメリットを知りたい人

研究活動を体験できた

大学院に進学せずに学部で卒業すると、研究活動は1年ほどしかできません。
また学部卒でメーカー企業等の研究開発職に就職することはほぼ不可能でしょう。
大学院に進学すると、研究活動を継続できます。
それも最先端の設備が使え、最新の知見に触れることができる環境です。

私の場合では、放射光施設であるSPring-8やフォトンファクトリーを利用できたことは非常に良い経験になりました。


専門性が身についた


就職先でよく
”何の研究をしていたのか”
という話になります。
そしてお互いに相手の研究内容が全く分からない場合が多いです。
研究室内では同じ分野で切磋琢磨する仲間がいるためあまり意識することはないかもしれません。
しかし2年間も大学院に通っていると、自分の研究テーマに関して十分な専門性が身についています。
専門性は自分だけの強みです。
どこかで役立つことがきっと出てきます。



私もひょんなことから先輩にX線を用いた測定原理を教えることになり、感謝されました。
就活の選択肢が増えた


研究開発職や技術職では、理系の大学院生が求められていることが多いです。
大学院に進学しなければ、そもそもそれらの職種になることはできないのです。
人生の選択肢が増えたという点で、大学院進学は非常に良かったと思います。
選択肢の多さは心の余裕と同じです。
もちろん大学院に進学したからといって、研究開発職になる必要はないのです。
私の同期にも、不動産営業や出版社に就職した者もいます。
やりたいことが見つからない人は、モラトリアムとしてとりあえず院進してみても良いと思います。




人脈が広がった


研究室の仲間や同期と仲良くなれました。
心を許せる友人は多いに越したことはありません。
大学院生活は辛いことも多々あります。
私も辞めたいと思ったことは一度や二度ではありません。


そんな困難を共に乗り越えた仲間達とは絆が生まれるのは当然ですね。
学校を卒業した今でも遊びますし、これからも会うでしょう。
地方に行った人が地元に帰ってきたときには集まることになっています。
私は友達が多い方ではありませんので、環境が変わっても会ってくれる友人を大事にしていきたいとつくづく思います。
スキルが増えた


学部の頃と比べて、大学院進学で身につけたスキルは下記の通りです。
・論理的思考力
・プレゼンスキル
・ライティングスキル
・ITスキル
研究を進めていくための論理的思考力
研究をわかりやすく相手に伝えるためのプレゼンスキル
研究を論文にまとめるライティングスキル
そして論理的思考力・プレゼンスキル・ライティングスキルを使いこなすためのITスキル
上記はどれも社会人になってからも、身につけておいてよかったと思うスキルばかりです。
特にITスキルとして
- Excel・Word・PowerPoint
- PCの組み立て方・各パーツの役割
- ショートカットキー
- プログラミング
が身につき、社会人でも即使えます。
Excel・Word・PowerPointは言わずもがなでしょう。
逆に最低限使えなければ話になりません。
また実際にPCを組み立てる経験があったため、PCの組み立て方・各パーツの役割を知ることができました。
自分のPCを買うときや、PCの調子が悪いときにどうすればいいのかが分かるようになりました。
ショートカットキーを覚えることは、作業時間を大幅に短くします。
Ctrl+CやCtrl+Vなどの簡単で便利なショートカットが使いこなせるようになりました。


プログラミングはデータ解析のために必死に覚えました。
そこからプログラミングに興味を持ち、学割の効くオンラインスクールで更なるスキル向上を狙いました。


現在も業務でPythonを用いることがあるため、プログラミングは身につけておいて良かったと思っています。
まとめ
大学院進学は得るものは多いです。
正直卒業もそこまで難しくないです。
学割の恩恵も受けられますし、迷ったら大学院進学で良いと思います。
コスパ良くスキルを身につけましょう。



