研究活動を実際に行ったことはありますか?
研究と聞くとなんとなく敷居が高い印象を受けますよね。
私も自分に研究なんてできるのか不安でした。
研究というものがどういったものか全く分かっていなかったからです。
しかし実際に研究室に配属されてから、研究するということが少しずつわかってきました。
今回の記事では、研究の進め方を紹介していきます。
- 研究の進め方がわからないひと
- 自分に研究なんてできるのか不安な人

研究テーマを決める

まずは何についての研究をするのかを決めましょう。
自分の興味があることと研究室の目標が重なっていると良いですね。
研究室選びは重要というわけです。
テーマ選びは以下の要素が重要です。
- 世界初の知見を得られるか
- 世界の役に立つか
- 成功する可能性はあるか
世界初の知見を得られるか
他人の研究と同じことをしても何の意味もありません。
何かを研究するには、それが世界で唯一である必要があります。
世界でどんな研究が行われているのかは論文や文献にて調査する必要があります。
文献調査によって研究テーマや研究背景、目的を決めていきます。
世界の役に立つか
意味の無い研究などないというスタンスの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし私個人としては、研究は世の役に立ってこそだと思っています。
研究ビギナーにとって、なんのためかも分からない研究はモチベーションが保てません。
何に使える研究なのか明快な方が楽しいのは間違いないです。
また就活を控えた大学院生にとっては、
”その研究は何の役に立ちますか?”
という定番質問への対策が必要になります。
研究がどのように社会貢献できるのか考えながらテーマを決めてみてください。
成功する可能性はあるか
研究なんてほとんど失敗です。
絶対に不可能と思える研究は修論や卒論で苦しくなること間違いなしです。
理論や装置的に明らかに厳しそうな研究テーマは避けておくのが無難でしょう。
しかし偉大な研究はブレイクスルーによって生まれているので、一概にだめとは言えないです。
自分の興味、やる気次第といったところでしょうか。
実験・解析する

研究テーマが決まれば実際に実験や解析に取り組んでいきましょう。
大学院の2年間はほぼこの作業に費やすことになります。
実験や解析を行う上での注意点は以下の通りです。
- 簡単にうまくいくわけがない
- どうしてもうまくいかない場合はテーマ変更
簡単にうまくいくわけがない
当たり前ですが、簡単に良い結果が得られるわけが無いです。
簡単にうまくいくのであれば誰かがその結果を発見しています。
実験なんて体感9割以上は失敗です。
病まずに頑張ってください。
実験を進める上で大切なことは、PDCAサイクルを意識することです。
PDCAとは
・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Action(改善)
の頭文字を取ったものです。
つまり計画を立てて実行し、結果を振り返って改善して次に繋げていくことです。
社会人になると良く求められる能力ですが、研究活動でもPDCAサイクルを意識することが重要です。
仮説を立てて実験を行い、解析・考察によって改善点を洗い出す。
そしてまた仮説を立てて実験する。
このサイクルをひたすら繰り返すのが研究です。
仮説を立てないこと、実験を行わないこと、結果を評価しないこと、改善点を見付けないこと。
これらは全部だめです。
手を動かすのも大事ですが、実験計画や振り返りも大事にしてあげてください。
どうしてもうまくいく見込みが無いならテーマ変更
実際に研究を進めてみて、どうしても見込みがなさそうなものもあります。
修士課程は2年しかありませんので、どうしようもないテーマは早めに見切りをつける方が良いでしょう。
あなたの能力が無いわけではありません。
結果を出せる環境が無かっただけです。
方向転換は早めの方が良いです。
私はM2の6月にテーマを変更し、かなり苦しみながら研究をまとめました。
考察する

実験・解析を行っただけではただの実験レポートです。
参考文献を元に、結果の原因を考察していきましょう。
ここが1番難しい箇所かもしれません。
しかし自分の研究の主張となる部分であり、1番のアピールポイントになります。
考察をする上で注意すべき点は以下の通りです。
・反論に耐えうる
・矛盾が無い
無茶苦茶な主張では誰も耳を傾けてくれません。
しっかりと相手を説得できるような論理武装をしましょう。
研究をまとめ上げる

最後は研究を論文に執筆したり、発表します。
世の中に発信していかないと、研究としてあまり意味はないですからね。
研究活動の終着点であり、1番重要な箇所と言えるでしょう。
相手に伝わらなければ研究の意味がありません。
伝わらなければ世の中に出ていないことと同じです。
研究者にとって一番大事なことはライティングスキルとプレゼンスキルなのかもしれません。
まとめ
研究活動は簡単にいくものではありません。
その分結果が出たときの喜びは計り知れません。
また研究活動によって社会人に求められる能力も同時に鍛えられることは大きなメリットです。
PDCAを忘れず、研究活動に邁進していただければと思います。

